母子家庭向けの専門学校の奨学金
一昔前まで、経済的な理由により進学を断念せざるを得ない子供たちが一定数いたのも事実です。インターネットの普及により、学びのスタイルも多様化し、現在は学びたいと言う意志があれば誰でも進学することができる状況となりました。また高校だけでなく、その後の大学や専門学校進学にも支援の手が広がりつつあります。それが母子家庭向けの専門学校の奨学金として利用できる母子父子寡婦福祉資金です。この奨学金は高校3年の春に予約することが可能です。
利用するには幾つか条件があります。詳しいことは、自治体もしくは通っている学校を通して聞くと申請に必要な要項を送付してくれます。所得に制限はありますが、母子家庭の子供の場合、金利面や支払いの期限が優遇されます。通常は15年で返済しなければならない場合も、18年まで引き伸ばされており、ゆとりを持って返済することが可能です。保証料も優遇されており、通常の3分の2となっています。この他にも、入学支度金など、返済の義務はあるものの無利息で利用することができる制度もあります。いずれにしても、所得制限や家族形態によってそれぞれ条件が異なるので、利用する際は市町村の窓口で相談することが大切です。